女性宮家問題と旧皇族復帰について
女性宮家の創設を民主党政権は画策しているが、皇籍離脱中の皇族方の考えを竹田恒泰氏が公式にお伝えになったので、お知らせする
【竹田恒泰】女性宮家問題と旧皇族復帰について[桜H24/1/30]
民主党内で画策している輩は、”女性”と言っているが、これは言葉のまやかしである。女系天皇の問題の際にはっきりした通り、「皇族以外の男子を父に持つ人間による継承は雑系になる」という点を再度思い出して欲しい。
つまり、母親が皇族であっても、皇族以外の男子を父に持つ人間が宮家を継承すれば、男系継承の伝統はまず宮家で途絶えることとなり、ひいては、皇位継承においても男系継承の伝統が途絶えることとなる。
なぜならば、宮家であっても男子がお生まれになれば、皇位継承権を得ることになる。つまり、男系継承の伝統を逸脱した人間が、皇位継承を行うことも起こりうるわけであり、これは即ち雑系(女系)天皇の誕生となるからである。
※男系継承=父親を辿ってゆくと皇統譜にある天皇の御方いづれかに辿り着くということ。日本書紀によれば神武天皇から2672年間、また短く見積もっても約1600年間、今上天皇に至るまで、皇位の継承は男系継承を守ってきている。男系継承の原則でいづかの天皇に辿り着けない天皇が即位した場合、血筋が異なることとなる。西洋の考え方では、男子が異なる血筋となると王朝が交代したと見なす。現在、最古・最長の王族は日本の皇室であり、世界中の王族から敬われる立場にいらっしゃるが、血筋が異なる天皇が即位した場合は日本の皇室は一番新しくなり、諸外国の王族に敬意を払う立場に変わる。
女系を認めると民間から男を皇室に入れることができるようになる。裏を返すと、男系継承とは、皇族以外の男子を差別して皇族に成る事を阻止する原則であるとも言える。つまり、これは、時の権力者が皇室に入り込んで権威をも簒奪することを阻止する為の我々日本民族の智慧であり、権威と権力を分離する事によって、私欲を満たすことのみを考える権力者の暴走を防ぐための最後の防波堤とも言えよう。
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